:ロッテ入団?:
97年オフにはロッテ入りが決まっていたが、契約金振り込み前日に左肩の不調を告白して契約を破棄された。「黙って金だけもらっておけと言う人もいたが、それはオレのやり方じゃないから」
:横浜入団:
01年に横浜に入団すると宜野湾キャンプ中に捨て犬を拾い面倒を見た。「捨て犬を見ると助けてやりたくなるんだ」というホージマーは、拾ってきた犬を尊敬する投手サンディ・コーファックスにちなんでサンディと名づけ、通訳を通じて新しい飼い主まで探し出した。
:一軍昇格:
オープン戦で防御率6.30と結果が残せなかったホージマーは無念の二軍スタートとなったが、5月2日に一軍昇格を果たす。5月3日ヤクルト戦では先発して3回途中3失点でKOされたが打線が爆発して13対8でチームは勝った。5月9日阪神戦でも4回途中2失点でKOされたが、またも打線が爆発してチームは7対2で勝った。5月17日中日戦でも4回途中1失点でマウンドを降りたがチームは鈴木のサヨナラヒットで勝った。
:背番号変更:
登板試合チーム3連勝だったホージマーだったが、5月18日に一回も負けないまま二軍に降格となった。二軍に降格したホージマーは、なぜかシーズン途中に背番号を38から42に変更し再起を図ったが、なかなか二軍でも結果を残せなかった。
:4連勝:
二軍でも結果は残せなかったにもかかわらず6月22日になぜか一軍再昇格したホージマーは、同日の巨人戦に即日先発をしたが、またも5回途中1失点でマウンドを降りて初勝利を掴めなかった。(もちろんチームは6対2で勝った)
:初の:
5度目の登板となった6月28日ヤクルト戦でも、いつものように初回から2失点して「さあ代えてくれ」といわんばかりの投球だったが、この日の森監督はピクリとも動かず、今までは1、2点取られただけで交代だったのに3回に2点を追加されても交代せず。4回に4点を追加されてなお続投させて、ホージマーは初めて5回を越えて6回まで投げ抜いて先発の責任を果たしたが、8失点で初黒星がついた。
:完封:
またも二軍落ちしたホージマーは二軍の前半戦ラストゲームの7月19日巨人戦に先発して巨人打線を完全に抑え込んで完封勝利を達成すると、8月10日に平塚球場で行われたヤクルト戦でも7回無失点の好投を見せて、8月16日に3度目の一軍昇格を果たした。
:帰国:
一軍昇格の翌8月17日の阪神戦では先発したが、赤星、今岡、濱中といきなり3者連続四球でランナーを溜めると桧山にタイムリーを打たれて一死も取れずに4失点でKOされて翌日に二軍に降格した。二軍に降格したホージマーは奥さんの出産のためにアメリカへの一時帰国を願い出たが、球団との話し合いでそのまま退団することが決まった。
:サヨナラゲーム:
横須賀球場で行われた8月26日巨人戦は一軍で0勝の投手としては異例のサヨナラ登板として発表された。この日は第二回カレーゲームということもあって3000人を越えるファンが球場に駆けつけ、ホージマーの有終の美を見守った。先発したホージマーが1回を無失点に抑えてラスト登板を飾ると、試合は古木が5打席全てで流し打ちを見せて猛打賞を放つなどシーレックス打線が爆発して8得点で快勝した。試合後に行われたインタビューではガチガチに緊張した通訳がホージマーの言葉を訳せないでいるとホージマーは通訳の肩をもんでリラックスさせた。 |
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