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松本　啓二朗



６１
 名前 まつもと　けいじろう
生年月日 1986年6月24日
経歴 千葉経済大付高−早稲田大−横浜(08年D1位)ーかずさマジック
入団年 08年のドラフト1位で入団
在籍年 09年−17年
背番号 09年−14年[6]：15年−17年[61]
投打 左投げ左打ち
守備 外野手
：東京六大学100安打：
76年の夏の甲子園で5試合連続完投で全国制覇を達成した松本 吉啓の長男。その松本監督率いる千葉経大付に入学すると04年の夏にはエースとしてチームを甲子園に導いた。3回戦ではダルビッシュを擁する東北高校と対戦し、延長10回の激闘の末にダルビッシュに投げ勝った。松本は10回裏にダルビッシュからを含む三者連続三振を記録している。

：六大学100安打：
早稲田大に進学すると外野手に転向して1年の秋からレギュラーを獲得。2年春にリーグ3位の打率.438を記録して早くもベストナインに選出された。その後も3年の春から4季連続でベストナインに選出されるなど安定した成績で早稲田の黄金時代に大きく貢献。4年秋には史上28人目の六大学100安打を達成し、打率.333で初の首位打者にも輝いた。

：横浜入団：
08年オフのドラフト会議で横浜と阪神から1位指名を受けて抽選の結果横浜に入団。4位の細山田と共に早稲田から横浜に入団した40年ぶりの選手となった。ルーキーイヤーは開幕スタメンを勝ち取ったが、打率.136と結果が残せず二軍降格。イースタンリーグでは6月9日の楽天戦でイースタン史上初のイニング2三塁打を記録。翌日には4安打を放つなどチームを引っ張った。

：初本塁打：
10年にはイースタン・リーグで4位の打率.310を記録して8月17日に一軍昇格。シーズン終盤にはスタメンで起用されて9月25日の中日戦では山本昌から初本塁打を記録した。11年は10月20日の阪神戦で2点タイムリースリーベースを放つなど47試合に出場して、116打席のチャンスを貰ったが打率.212と結果が残せなかった。12年は左肘を手術した影響もあって自己ワーストの18試合出場に終わってわずか1安打しか打てなかった。

：背番号：
13年は開幕一軍に残ると4月28日の阪神戦で藤浪からツーランを放つと、翌日のヤクルト戦では2試合連続ホームランを含む3安打、5月4日の中日戦でもツーランを含む2安打を放つなど、荒波の故障で回ってきたチャンスを掴んだかに思えたが、5月15日の楽天戦から16打席連続ノーヒットを記録してしまうなど数字を落としてレギュラーまでは届かなかった。翌14年は開幕直後に二軍降格となり、6月17日に昇格したが28日に再降格。荒波、筒香の故障で8月13日に昇格すると31日の巨人戦で3対3の同点に追いついて、なお一死二、三塁のチャンスで代打起用されて高いバウンドでショートの頭を超える勝ち越しタイムリーを放ったが、34試合出場で打率.259に終わってオフには背番号が6から61に大幅降格となった。

：巨人3タテに貢献：
15年は激しい外野手争いにあって登録と抹消を繰り返したが、オールスター直前の巨人3連戦では2番センターを任された初戦でソロ、ツーベース、ツーベース、内野安打と4安打の固め打ち、第2戦では代打で起用されてライト前、第3戦では猛打賞を放って巨人3タテでの首位折り返しに大きく貢献した。7月30日の巨人戦でも9回表に同点に追いつくボテボテのタイムリー内野安打を放つなど同年の巨人戦では17打数9安打と存在感を見せた。

：戦力外通告：
16年は開幕一軍に入り、4月3日の阪神戦では不調のロマックに代わって5番で起用されたが初回のチャンスに凡退するなど3打数ノーヒットで途中交代となり翌日に登録抹消となった。その後は度重なる故障に悩まされ、さらに桑原、乙坂、関根といった若手外野陣が台頭したこともあってほとんどチャンスを貰えなかった。17年は昇格後初打席となった5月20日の巨人戦で5回裏に代打で同点に繋がるセンター前ヒットを放つと、翌日にはスタメンのチャンスを貰ったが3打数0安打に倒れ、8月には2試合連続で代打ピッチャーゴロ内野安打を記録したが13試合の出場で3安打に留まり戦力外通告を受けた。合同トライアウトを経て社会人野球のかずさマジックに入団。

：：
事務の仕事にも励みながら都市対抗の予選ではJFE東日本戦で9回にセンター前ヒットで出塁すると好走塁で決勝のホームを踏んで本戦出場を決め、本戦でも初戦で3安打を記録した。


初記録
初出場 09年4月3日中日戦
初安打 09年4月11日ﾔｸﾙﾄ戦：松岡から
初本塁打 10年９月25日中日戦：山本昌から
初打点 09年4月22日広島戦：犠飛で
初盗塁 09年4月15日広島戦


　　打撃成績
チーム 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率
09 横浜 22 44 4 6 0 0 0 6 1 1 1 0 1 2 0 10 1 0 .136
10 横浜 34 44 8 13 1 0 2 20 6 1 2 3 0 7 0 10 0 2 .295
11 横浜 47 104 9 22 4 1 0 28 11 2 2 6 2 4 0 15 2 0 .212
12 横浜 18 8 3 1 0 0 0 1 1 0 0 2 0 0 0 1 0 1 .125
13 横浜 72 154 14 38 3 1 4 55 14 0 1 8 0 4 0 34 2 1 .247
14 横浜 34 54 8 14 5 0 0 19 5 1 0 2 0 1 1 10 1 1 .259
15 横浜 51 73 10 20 5 0 1 28 7 0 1 3 2 7 0 19 2 1 .274
16 横浜 11 13 1 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 .154
17 横浜 13 12 1 3 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 2 2 0 0 .250
通算 9年 302 506 58 119 18 2 7 162 45 5 7 24 5 25 4 101 8 6 .235


　　二軍打撃成績
チーム 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四死 三振 併殺 失策 打率
09 湘南 75 315 38 84 22 5 1 119 32 10 4 4 19 61 7 5 .267
10 湘南 75 326 46 101 14 1 3 126 35 13 6 2 10 42 3 1 .310
11 横浜 72 279 24 79 10 3 0 95 21 9 3 3 16 35 3 1 .283
12 横浜 51 171 30 55 2 1 0 59 13 7 1 2 13 24 4 1 .322
13 横浜 31 108 21 29 3 2 1 39 8 4 1 0 15 13 3 0 .269
14 横浜 65 208 34 66 8 5 4 96 30 5 1 1 28 27 4 1 .317
15 横浜 49 132 17 39 4 1 3 54 23 1 3 0 23 22 5 0 .295
16 横浜 75 201 22 49 9 0 5 73 18 3 1 1 17 29 6 4 .244
17 横浜 69 162 22 49 7 1 5 73 20 4 1 1 22 22 3 2 .302
通算 9年 562 1902 254 551 79 19 22 734 200 56 21 14 163 280 38 15 .290