:8球団を渡り歩く:
98年にインディアンスから15順目、全体の453位で指名され入団。その後は毎年のようにチームを渡り歩きマイナーでは300試合近くに登板しているが、MLBではわずか7試合登板に留まっている。
:ビリオネア:
03年に介護施設への入居費用に困っていた叔母を助けるために、叔母が所有していたマサチューセッツ州の6000坪の山を5万ドルで購入した。その後、ホワイトが家を建てるために地盤調査を行なったところ、山から建築用石材の岩盤が発見された。測量士が見積もるには2400トンの埋蔵量があり、25億ドルの価値があるとの事だった。
:5000分の1を振り出す:
25億ドルの岩盤を手に入れたホワイトだったが、2400トンを掘り出すとなれば途方もない費用がかかるため現在は小規模な発掘しか行なっていない。06年には0.6トンを掘り出し、土地の購入費用を上回る6万ドルを手に入れた。ホワイトは将来的には土地の販売を考えているらしい。
:テストを受けるも…:
05年のオフにはオリックスの入団テストを受けた。2度の紅白戦に登板し、変化球とコントロールには高い評価が与えられたが、ストレートは最速141キロと迫力不足で不合格になった。
:横浜移籍:
07年2月28日にスポーツニュースで25億ドルが報道され有名人となった。ドジャースのスプリング・トレーニングに参加していたホワイトはチームメイトから「Mr.ビリオネア」とからかわれるなど話題になったが、MLBに残ることは出来なかった。その後はドジャース傘下のAAAでリリーフとして投げまくっていたが、6月下旬にベイスターズへの移籍が決まった。
:初登板:
来日後はシーレックスで2試合にマウンドに上がり、調整登板とはいえ7イニングで16失点、防御率20.57という恐ろしい成績を残し一軍に昇格した。だが初登板となった7月26日の巨人戦では初回に先頭の高橋由にレフトスタンドに運ばれて史上6人目のデビュー戦初回先頭打者本塁打を浴びたが、その後はまずまずのピッチングも見せて6回途中4失点にまとめると、続く8月2日巨人戦では7回を4安打、1四球で1失点に抑え込む好投を見せて注目を集めた。
:残留:
先発として期待されたが体調を崩して離脱。8月28日中日戦でリリーフとして復帰するが、いきなり2本塁打を打たれるなど本調子とは程遠かった。もう来年度の契約更新はないかと思われたが、9月に入ると徐々に調子を上げ、9月下旬からは9試合連続無失点を記録。中でも9月25日の阪神戦では150キロに迫るストレートと切れのいいスライダーをコーナーに投げ分けるなど別人のようなピッチングを見せて残留を勝ち取った。 |
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