三橋 直樹
34
|
名前 |
みつはし なおき |
生年月日 |
1980年12月2日 |
経歴 |
向上高−関東学院大−日産自動車−横浜(05年D4順目) |
入団年 |
05年に大学/社会人ドラフト4巡目で入団 |
在籍年 |
06年−09年 |
背番号 |
06年−09年[34] |
投打 |
右投げ右打ち |
守備 |
投手 |
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|
:リトルリーグ:
共に神奈川県厚木市の出身で小学校の同級生だった館山 昌平(現ヤクルト)をリトルリーグに誘ってチームメイトになり、当時はキャッチャーだった館山とバッテリーを組んだこともあるという。館山は三橋に対して「野球が下手だった僕のお手本。小学校の卒業文集に将来の夢はプロ野球選手とは書けなかった。直樹がいたからです」と特別な感情を持っていた。また三橋は中学時代には六大学野球観戦を趣味にしていたが往復3時間かかる神宮球場の野球観戦に付き合ってくれたのは館山だけだった。なおファンだった法政大の矢野(のちに横浜)からは皮手袋を貰ったことがある。
:シーレックス戦:
向上高の2年夏までは野手でベンチ外だったが秋に投手へ転向したのが転機となって注目を集めるようになった。関東学院大の4年時に日産自動車の久保監督の目に留まり社会人野球へ。1年目には炎上に次ぐ炎上だったが2年目には14勝2敗で防御率2.23と大きく飛躍。またプロアマ交流戦では03年から3年連続してシーレックス戦に登板。なかでも04年には5回を投げて3安打無失点に抑え込んだ。
:一軍昇格:
05年のオフにドラフト4順目で横浜に入団。ルーキーシーズンの開幕はファームで迎えたが、06年5月4日の日本ハム戦で1失点完投でシーレックス初勝利を上げるなど、シーレックスでは58イニングを投げて9四死球という安定感を見せた。そして5月30日に一軍昇格を果たすと、さっそくその日のソフトバンク戦で初登板。1イニングを1安打無失点に抑えて一軍デビューを飾った。同年にはイースタンリーグで調整登板の館山と先発で投げ合い打席にも立って館山の球に衝撃を受けた。
:初勝利:
二戦目のマウンドは6月2日の日本ハム戦で、4対5と1点リードされた4回表という重要な場面だった。ファーストの佐伯に「これがお前が望んで入ってきた世界や」と言われて気合が入ったと言う三橋は4回表を2三振を含む三者凡退に抑えこむと、5回表も森本、木元、小笠原と三人で片付けるという完璧なリリーフを見せた。すると5回裏に鈴木のタイムリーなどで逆転すると、吉村の2本塁打などで突き放し、三橋にプロ初勝利が記録された。
:初先発:
06年8月26日に首位中日相手に初先発。奥さんに「いつも通りやればいいんじゃない」と言われたという三橋は、初回こそ苦しんだが、2回、3回と中日打線をノーヒットに抑えて試合を作ると、打線も吉村のツーランなどで3点をリードする。三橋は5回まで2安打2四球というほぼ完璧なピッチングを見せていたが、疲れの見えてきた6回裏に不運なヒットでランナーを出してしまうと、続く福留にストレートの四球を与えて、ホームランが出れば同点という場面で強打者のウッズを打席に迎えてしまう。だが三橋は7球目のスライダーでウッズをピッチャーゴロ・ダブルプレーに打ち取り見事に無失点で切り抜けた。試合はそのまま横浜が逃げ切って三橋に2勝目が記録された。
:5回までノーヒットノーラン:
07年は開幕から一軍と二軍を行き来する日々が続いたが、先発した8月23日の広島戦で5回を5安打無四球で1失点に抑えて同年の1勝目を飾ると、9月11日の中日戦では初回からカーブを有効的に使って中日打線に的を絞らせず、何と5回まで1四球のみのノーヒットピッチング。6回裏にピッチャーの山井に初ヒットを打たれたが、続く井端を併殺に打ち取って三人で片付ける。結局7回を投げて1安打1四球という完璧なピッチングで2勝目を記録した。
:打撃投手で横浜復帰:
08年は12試合に登板したが防御率9.39に留まると、翌09年は一軍登板なしに終わって同年限りで退団となった。10年は独立リーグの富山サンダーバーズに所属し、11年からはベイスターズの打撃投手を務める。 |
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初記録 |
初登板 |
06年5月30日ソフトバンク戦 |
初勝利 |
06年6月2日日本ハム戦 |
初奪三振 |
06年6月2日日本ハム戦:金子から |
初セーブ |
|
初完投 |
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|
|
|
投球成績
|
チーム |
登板 |
完投 |
完封 |
勝利 |
敗戦 |
S |
回数 |
安打 |
本塁 |
四球 |
死球 |
三振 |
暴投 |
ボーク |
失点 |
自責 |
防御率 |
|
06 |
横浜 |
9 |
0 |
0 |
2 |
1 |
0 |
29.1 |
28 |
6 |
12 |
0 |
9 |
0 |
0 |
13 |
13 |
3.99 |
07 |
横浜 |
15 |
0 |
0 |
2 |
4 |
0 |
49.0 |
51 |
6 |
16 |
3 |
28 |
2 |
0 |
25 |
22 |
4.04 |
08 |
横浜 |
12 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
15.1 |
24 |
5 |
9 |
0 |
7 |
0 |
0 |
18 |
16 |
9.39 |
|
通算 |
3年 |
36 |
0 |
0 |
4 |
5 |
0 |
93.2 |
103 |
17 |
37 |
3 |
44 |
2 |
0 |
56 |
51 |
4.90 |
|
|
打撃成績
|
チーム |
試合 |
打数 |
得点 |
安打 |
二塁 |
三塁 |
本塁 |
塁打 |
打点 |
盗塁 |
盗刺 |
犠打 |
犠飛 |
四球 |
死球 |
三振 |
併殺 |
失策 |
打率 |
|
06 |
横浜 |
9 |
6 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
0 |
0 |
.167 |
07 |
横浜 |
16 |
12 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
1 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
4 |
0 |
0 |
.167 |
08 |
横浜 |
12 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
.000 |
|
通算 |
3年 |
37 |
18 |
0 |
3 |
0 |
0 |
0 |
3 |
1 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
8 |
0 |
0 |
.167 |
|
|
二軍投球成績
|
チーム |
登板 |
完投 |
勝利 |
敗戦 |
S |
回数 |
安打 |
本塁 |
四死 |
三振 |
失点 |
自責 |
防御率 |
|
06 |
湘南 |
11 |
1 |
3 |
2 |
0 |
66.0 |
59 |
1 |
11 |
43 |
20 |
19 |
2.59 |
07 |
湘南 |
13 |
0 |
1 |
2 |
0 |
31.2 |
52 |
1 |
7 |
14 |
20 |
15 |
4.26 |
08 |
湘南 |
19 |
0 |
2 |
4 |
0 |
49.1 |
70 |
5 |
6 |
24 |
37 |
30 |
5.47 |
09 |
湘南 |
12 |
0 |
0 |
2 |
0 |
13.2 |
27 |
4 |
3 |
5 |
14 |
12 |
7.90 |
|
通算 |
4年 |
55 |
1 |
6 |
10 |
0 |
160.2 |
208 |
11 |
27 |
86 |
91 |
76 |
4.26 |
|
|
|