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吉川　輝昭



１３
 名前 よしかわ　てるあき
生年月日 1981年11月13日
経歴 厳木高-日本文理大学−横浜−ソフトバンク
入団年 03年ドラフト自由獲得枠
在籍年 04年−10年：13年
背番号 04年−10年[12］：13年[13]
投打 右投げ左打ち
守備 投手
：野球部無し：
吉川が野球を始めたのは小4のときからだが「ボクのクラスは15人で女の子が3人、野球チームを作るには人数とかに問題があって…」という理由で通っていた田頭小ではなく相知小のチームに所属した。なお田頭小のクラブは剣道部だけだったそうだ。

：日本一：
厳木高から日本文理大に進学。3年春の九州地区大学選手権では決勝戦の九州東海大戦で8回途中まで1失点に抑える好投を見せて日本文理大初の神宮出場を果たした。4年時には全日本大学選手権で5試合全てに登板して最優秀投手賞を受賞するなど素晴らしいピッチングでチームを九州勢として初の大学日本一に導いた。同年の秋にドラフト自由枠で横浜ベイスターズに入団。

：横浜はパリーグ？：
吉川の父親である昭久さんは「吉川がチーム内ではヒゲ魔神といわれた五十嵐にウリ二つと評判です」という質問に「ウチの方では巨人戦しかテレビに映りませんからね。横浜の試合は見たことがないので、分からんですけん」と答えている。

：初勝利：
初年度は6月2日の広島戦で初先発。味方打線が初回に6点という大量援護をプレゼントしてくれたこともあって6回まで7安打、3四球で3失点で初先発初勝利を記録した。同年には24試合に登板して防御率5.36という成績を残したが翌年からは伸び悩みが続いた。

：背水の好投：
08年10月6日広島戦では3年ぶりに先発のチャンスを掴んだ。吉川は初回に1点こそ失ったが、2回以降は2併殺を奪うなど粘り強いピッチングで7回を7安打、3四球で1失点に抑え込んだ。4年ぶりの白星こそ付かなかったがチームの勝利に貢献した。戦力外通告も覚悟していたという吉川は「後がないと思っていたのが僕の強み。三振は取れないので、粘り強く、打たせて取ることを心掛けられた」

：ソフトバンク移籍：
09年は二軍で7勝2敗、防御率2.53という好成績を残したが一軍では18.2イニングで被安打34、10四球で防御率11.57に終わった。翌10年の4月20日に井手とのトレードで地元の福岡ソフトバンクに移籍。移籍初年度は7試合登板に留まったが、翌11年には交流戦で7試合に登板して7イニングで被安打3、無四球、無失点という好リリーフを見せて頭角を現すと、その後も好投を続けて強力な救援陣の一角に食い込んだ。同年には40試合に登板して防御率2.41を記録。中でも20試合に登板したヤフードームでは防御率0.00という安定感を見せた。

：：横浜復帰：
同年のストーブリーグでソフトバンクの主力先発陣が3人も移籍した事もあって、吉川はプエルトリコで行なわれたウインターリーグに参加して先発転向に備えた。だが12年のシーズンに入るとほぼリリーフ登板で先発のチャンスは一度しかもらえなかった。同年には25試合に登板して防御率5.29に留まり、11月5日に吉川、多村、神内と吉村、江尻、山本という3対3の大型トレードで横浜復帰となった。

：バレンティン：
13年は開幕から連日のようにマウンドに上がったが今一つの結果に終わると、月間12試合目の登板となった4月29日のヤクルト戦でバレンティンにレフトスタンド上段に特大のツーランを運ばれて登録抹消になった。6月に一軍復帰を果たしたが7月3日のヤクルト戦でもバレンティンに特大ツーランを打ち込まれて登録抹消。8月下旬に再び一軍復帰となったが8月30日のヤクルト戦でバレンティンにソロを被弾して登録抹消となり、以後の昇格は無いまま戦力外通告を受けた。吉川を3打数3本塁打と打ち込んだバレンティンは同年にプロ野球新記録となる60本塁打を記録した。


初記録
初登板 04年4月7日阪神戦
初勝利 04年6月2日広島戦
初奪三振 04年4月10日広：浅井から
初完投
初セーブ


　　投球成績
チーム 登板 完投 完封 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四球 死球 三振 暴投 ﾎﾞｰｸ 失点 自責 防御率
04 横浜 24 0 0 1 2 0 45.1 63 5 16 2 24 3 0 30 27 5.36
05 横浜 25 0 0 0 1 0 41.0 76 10 15 0 30 0 0 38 38 8.34
06 横浜 2 0 0 0 0 0 1.0 4 0 1 0 1 0 0 2 2 18.00
07 横浜 2 0 0 0 0 0 3.0 5 1 3 0 3 0 0 5 5 15.00
08 横浜 4 0 0 0 0 0 14.2 14 0 6 0 5 0 0 3 3 1.84
09 横浜 10 0 0 0 3 0 18.2 34 4 10 0 10 0 0 27 24 11.57
10 ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ 7 0 0 0 0 0 12.0 10 2 3 1 9 2 0 4 4 3.00
11 ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ 40 0 0 0 0 0 37.1 26 3 5 0 23 1 0 11 10 2.41
12 ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ 25 0 0 0 1 0 32.1 27 3 18 2 23 1 0 21 19 5.29
13 横浜 21 0 0 2 2 0 26.2 39 7 15 0 13 1 0 23 22 7.43
球団 7年 88 0 0 3 8 0 150.1 235 27 66 2 86 4 0 128 121 7.24
通算 10年 160 0 0 3 9 0 232.0 298 35 92 5 141 8 0 164 154 5.97


　　打撃成績
チーム 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率
04 横浜 24 3 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 1 0 1 0 0 .333
05 横浜 26 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 3 0 0 .000
06 横浜 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
07 横浜 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
08 横浜 4 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 .000
09 横浜 12 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 .000
10 ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
11 ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ 40 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000
12 ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ 25 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
13 横浜 21 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000
球団 7年 91 10 0 1 0 0 0 1 0 0 0 3 0 1 0 8 0 1 .100
通算 10年 163 11 0 1 0 0 0 1 0 0 0 3 0 1 0 8 0 2 .091


　　二軍投球成績
チーム 登板 完投 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四死 三振 失点 自責 防御率
04 湘南 8 1 3 3 1 38.0 45 1 20 19 26 17 4.03
05 湘南 8 2 3 2 2 42.0 37 2 20 17 16 11 2.36
06 湘南 23 3 4 3 0 70.0 81 4 21 42 34 29 3.73
07 湘南 20 1 3 3 0 53.1 66 2 27 38 34 26 4.39
08 湘南 23 0 3 1 1 49.2 53 1 14 30 21 14 2.54
09 湘南 27 0 7 2 0 57.0 42 1 15 34 17 16 2.53
10 湘南 3 0 0 0 0 3.0 1 0 1 2 0 0 0.00
13 横浜 15 0 2 2 0 15.0 12 3 3 5 10 7 4.20
通算 8年 117 7 25 16 4 328.0 337 14 121 187 158 120 3.29
球団在籍時のみ