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監督
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その他
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大洋ホエールズ
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横浜大洋
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横浜ベイスターズ
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全選手
MLB記録
タイトル
関連リンク
ロペス
2
名前
Jose Lopez
生年月日
1983年11月24日
経歴
ヘススラファエルアルボルノス高 - マリナーズ - ロッキーズ - マーリンズ - インディアンス - ホワイトソックス−巨人−横浜
入団年
15年に巨人から移籍
在籍年
15年−20年
背番号
15年−20年[2]
投打
右投げ右打ち
守備
内野手
:
マリナーズと契約
:
ベネズエラ生まれ。幼いころはサッカーに夢中で野球は週に1回しかプレーしていなかったが、13歳の時に州の野球大会で活躍した事をきっかけに野球への道を選んだ。メジャーとの契約が解禁となる16歳でシアトル・マリナーズと契約。ルーキーイヤーとなる01年にA-で70試合に出場して打率.256を記録すると、翌02年には18歳にしてA+で打率324をマークして、39本の二塁打と31盗塁という好成績を残した。翌03年にはAAに昇格して打率.258、13本塁打、69打点、18盗塁と順調にステップアップ、またショートストップに加えてセカンド、サードでの起用も増えるなど経験を重ねた。
:
20歳でメジャーデビュー
:
04年にはAAAで7月までに打率.295、13本塁打をマーク。期待されていたR・オーリリアが戦力外になった事もあって7月31日に20歳でMLBに初昇格を果たすと、同日のエンゼルス戦に8番ショートでスタメン出場、両チーム計30安打の乱打戦の中で5打数0安打に倒れてしまったが、翌日のエンゼルス戦でB・コロンからレフト前にMLB初ヒットを放った。
:
サヨナラ走塁妨害
:
8月5日のデビルレイズ戦では先発のホルヘ・ソーサから3回表にレフト前ヒットを放つと、延長11回表にも勝ち越しに繋がるレフト前ヒットを放って勝利に貢献した。だが翌日のデビルレイズ戦では延長10回裏の一死満塁のピンチでT・マルティネスが打ち上げたレフトフライでタッチアップを試みる三走のC・クロフォードの前に立って、レフトが捕球するタイミングを見えないようにした行為が走塁妨害を取られてサヨナラ負けとなってしまった。8月14日のヤンキース戦ではE・ロアイザから初本塁打、9月26日のレンジャース戦ではトラビス・ヒューズからタイムリーを放つなど4打点を記録。シーズン最後までスタメンとして起用されて57試合に出場した。
:
オールスター
:
05年は左手の手の平を骨折して故障者リスト入り。復帰戦となった6月17日のメッツ戦では石井 一久からタイムリーを含む2安打を放ったが、7月下旬に再び故障者リスト入りするなど故障に苦しんで54試合出場に終わった。また同年からはセカンドでの起用がメインとなった。06年は開幕からイチローの後を打つ2番を任されると、打率は.280前後ながら6月終了時点で57打点とシーズン100打点を超えるペースで打点を量産。故障で欠場したロビンソン・カノの代役としてオールスターゲームにも出場し、9回表にコネルコの代走として出場して同点のホームを踏んだ。後半戦も打率は.280前後を記録したが、8月に19試合連続打点無しを記録するなど打点ペースが大幅に落ちて最終的には打率.282、10本塁打、79打点を記録した。
:
好調も
:
07年は5月24日のデビルレイズ戦でセンター前ヒット、スリーベース(ランニングホームランを狙ってアウト)、センター前ヒット、ティム・コーコランからスリーランと打ちまくって、9回表の打席でツーベースが出ればサイクルヒットだったがセンターフライに倒れて記録達成はならなかった。6月3日のレンジャース戦でも4安打を放つなど6月12日終了時点では打率.295という好成績を残していたが、6月13日に母国ベネズエラで兄弟のガブリエルがバイク事故で死亡したという訃報がロペスに届いた。帰国しても葬式に間に合わないのでプレーを続けて欲しいという家族の意向もあり帰国せずに出場を続けたが、その後は大幅に数字を落としてシーズンを終えた。
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191安打
:
08年は開幕から打率3割を超える活躍を続けて、5月27日のレッドソックス戦では3対3の同点で迎えた9回裏に二死二、三塁(三走バレンティン、二走イチロー)というチャンスで打席に入ってレフト前にサヨナラヒットを放った。7月9日からは19試合連続ヒットを記録し、クリーンナップを任されたオールスター明けからはホームランも量産するなどシーズンの最後まで好調を持続してイチロー、D・ベドロイアに次ぐアメリカン・リーグ3位の191安打を放った。191安打はシアトル・マリナーズ史上では13位(08年終了時)にランクされたが、イチローを除くと5位、セカンドとしては2位という球団史に残るシーズンとなった。また41二塁打、17本塁打、89打点も記録したが、ボストンのD・ペドロイアがMVPに輝いた事もあってシルバースラッガー賞受賞はならなかった。
:
WBC
:
09年はベネズエラ代表としてWBCに出場。第2ラウンド2組の決勝戦でアメリカを破ってベスト4位に進出、惜しくも準決勝で韓国に破れたがロペスは24打数で10安打、8本が長打で長打率.917という凄まじい成績を記録してベストナインに選出された。シーズンに入ると5月1日のアスレチックス戦で7対7の同点で迎えた9回裏にサヨナラヒット、二日後のアスレチックス戦でも7対7の同点で迎えた延長15回裏にサヨナラヒット、5月22日のジャイアンツ戦でも1対1の同点で迎えた延長12回裏にサヨナラヒットと月間3度のサヨナラヒットを記録した。
:
25本塁打、96打点
:
6月には姉のエンジーが癌で亡くなったため1週間チームを離れたが、月間19試合の出場で6度の猛打賞を記録。7月29日からの7試合では4度の猛打賞を含む16安打、13打点と打ちまくり、シーズンの最後も13試合連続ヒットで締めくくるなど年間を通して活躍。153試合の出場で打率.272、25本塁打、96打点で球団史上3人目の2年連続40二塁打というキャリアハイの成績を残した。
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移籍
:
クリーンナップにも定着するなど順調に成績を伸ばしていたが、10年は補強の目玉としてC・フィギンスが加入したためサードに転向。4月23日のホワイトソックス戦で7回表に逆転満塁ホームランを放つと、7月10日のヤンキース戦でも8回裏に逆転満塁ホームラン、9月22日のブルージェイス戦では3打席連続ホームランと印象的な活躍も見せたが、打率239、10本塁打と大幅に数字を落として同年オフにロッキーズにトレードで移籍となった。
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1000安打
:
ロッキーズでは5月19日のフィリーズ戦でスコット・マシソンからのヒットを含む4安打を放ったが、38試合の出場で打率.208に終わって6月7日に解雇された。二日後にマーリンズと契約して44試合に出場したが好成績は残せなかった。翌12年にはインディアンズと契約して8月6日のツインズ戦でMLB通算1000安打を達成したが、その直後に解雇されてホワイトソックスに移籍。ホワイトソックスでは5安打に終わって、翌13年の1月に巨人へ移籍した。
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初打席初本塁打
:
広島との開幕戦で3回裏に回ってきた初打席でバリントンが投じた高めのスライダーをレフトスタンドに叩き込んで球団史上2人目となる開幕戦来日初打席初本塁打を達成(91年ブラットリー以来)。翌日からもヒットを重ねると4月4日の横浜戦で三嶋から2ランを放つなど開幕から5試合で打率.421、2本塁打、5打点という素晴らしいスタート切った。当初は7番バッターとして起用されていたが、開幕から一ヶ月で7本塁打を放って4月28日のヤクルト戦では第77代の4番打者を任されるまで評価を高めた。6月には6打席連続ヒットを含む10試合連続ヒットを記録するなど好調を持続させていたが、交流戦明けの中日戦で左脇腹を痛めて(肉離れ)登録抹消となった。
:
球団初の来日1年目で打率3割
:
故障から1ヵ月後の7月26日の中日戦で復帰すると、そこから5試合で19打数9安打という活躍を見せてチームの6連勝に貢献。8月には25日の横浜戦で国吉から満塁ホームランを放つなど月間5本塁打、17打点を記録。終盤は失速したため首位打者はならなかったが来日1年目の外国人選手としては球団史上1位の打率.303を記録。堅実なファーストの守備が評価されてゴールデングラブを受賞。CSから日本シリーズ第5戦までは22打数0安打と苦しみ、第6戦では2つのエラーを犯してしまったが、5回表にシーズンで24勝0敗を記録した田中将から同点ツーランを放って逆転勝利に貢献、第7戦でも9回表に中0日登板の田中将からライト前ヒットを放ったが惜しくも破れて日本一はならなかった。
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開幕3連戦で10打点
:
14年は阪神との開幕戦で満塁走者一掃のツーベース、ソロ、レフト前ヒット、第2戦では4安打を放って球団史上3人目の開幕2戦連続猛打賞を達成(76年河埜、85年クロマティ以来)。第3戦では満塁ホームランを含む2安打を放って開幕3連戦で15打数9安打、10打点を記録した。続く横浜戦では1対1で迎えた延長10回表に「ビッグスイングで一発打ってやろうという意識」で打席に入ったというロペスは長田の投じたスライダーを豪快に振り抜いてレフトスタンドに決勝ソロを叩き込んだ。翌日にも0対5で迎えた6回表にアンダーソン、村田、ロペスと球団史上8回目(08年8月28日横浜戦以来)の3者連続ホームランを記録し、8回表にはロペスへの死球から打線が繋がって、03年4月27日の横浜戦の八回以来となるイニング10得点で大逆転勝利となった。
:
ポジション失う
:
14年も素晴らしいスタートダッシュを切ったが、突如来日したキューバの至宝セペダがチームに合流したあたりから調子を落として、アンダーソンも含めたポジション争いに押されて徐々にスタメンを外れる試合が増えてしまう。8月に入ると阿部がファーストでも起用されるようになったため、さらに厳しい立場に追い込まれたが、8月22日の中日戦で延長12回裏にサヨナラ犠飛で勝利に貢献すると、8月26日の阪神戦では3対3で迎えた9回裏に呉 昇桓からセンター前にサヨナラヒットを放ってお立ち台で「アリガトネ!」と大声援に応えた。巨人の自前外国人選手としては18年ぶりに20本塁打を達成するなど、規定打席未到達で22本塁打、57打点を記録したが、打率は.243に留まって同年限りで退団となった。
:
横浜入団
。:
横浜スタジアムで63打数25安打(打率.397)、8本塁打、20打点という好成績を残していた事もあって12月12日に横浜と契約。開幕カードとなった古巣巨人との第2戦で移籍後初本塁打を放って勝利に貢献すると、4月11日の中日戦では2本塁打を含む4打数4安打、22日の阪神戦ではチームの連敗を7で止める逆転タイムリー、5月13日の中日戦では同点ツーランに同点タイムリーという勝負強い打撃でチームを引っ張った。5月下旬に筒香が故障でスタメンを外れた際には4番を任されて6月5日から3試合連続本塁打を記録、前半戦最終戦となった7月15日の巨人戦では2対2で迎えた9回裏二死満塁で放った痛烈なサードゴロを村田が後逸してサヨナラ勝利と17年ぶりの首位ターンに大きく貢献した。
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本塁打リーグ3位
:
選手間投票で選出されたオールスターでは初戦で3安打を放って敢闘選手賞を受賞。オールスター明けからの9試合は27打数1安打と苦しんだが、7月31日の広島戦で初回にタイムリーを放つと、第2打席でもタイムリー、第3打席でツーランを放って4打点、翌日にも先制タイムリーを含む3安打を放って復調、8月26日からの10試合では37打数18安打(7本塁打)を放ち、9月26日の中日戦では9回表の守備で2年ぶりにセカンドを守って二遊間の打球を好捕するなど最後まで全力プレーを続けた。同年はストライクゾーンの拡大などもあって各選手が軒並み成績を落とす中で、打率.291、25本塁打、73打点という全てリーグ5位に入る素晴らしい成績を残した。
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不振から一転
:
16年は開幕直後の3月30日巨人戦でホーム上のクロスプレイで捕手のタッチをかいくぐってからダイビングヘッドでホームインする神走塁で話題になったが、ラミレス新監督の意向で起用された3番が肌に合わなかったのか序盤は打率1割台中盤という不振に苦しんだ。だが4月9日のヤクルト戦で前年までの5番で起用されると第2打席でレフトスタンドにツーラン、第3打席でスリーラン、第4打席でもソロという球団史上12年ぶりの3打席連続本塁打を記録、前日まで0だった打点を一気に6打点も積み上げた。
:
絶好調と絶不調
:
5月には15日の阪神戦からの7試合で6本塁打を放つなど月間9本塁打で24打点という荒稼ぎを見せたが、15試合連続安打で迎えた6月8日の試合前練習でエリアンの打球を左足親指に受けて骨折となり離脱となってしまった。7月3日の広島戦で復帰すると12日の中日戦で来日初のサヨナラホームランを放つなど月間6本塁打で19打点を記録したが、30日の広島戦から20試合連続本塁打なしで、8月14日からは7試合連続ノーヒットという極度の打撃不振に苦しんだ。30打席連続ノーヒットとなった8月24日のスタッフミーティングではスタメン落ちも検討されたが、ラミレス監督が翌日に3番で起用するとツーランを含む3安打を記録して監督の信頼に応えると、続く巨人3連戦では11打数8安打を放つなど一気に復調を果たした。
:
勝負の9月に月間MVP
:
球団史上初のCS進出がかかった9月には12本塁打で26打点という神がかり的な活躍で月間MVPに選出された。また9月18日の広島戦でサヨナラ弾を含む2本塁打を放ってCSクリンチナンバーを1とすると、翌日のCS進出決定試合でも先制ツーランを放つなど印象的な活躍を見せた。CSでもファーストステージの初戦でソロ、第3戦で先制ツーランを放ってファイナルステージ進出に貢献したが、広島とのファイナルステージでは徹底した外角攻めに苦しんで15打数2安打に留まった。
:
前半で60打点
:
17年は開幕戦でNPB通算100号を放つと第3戦で4安打を記録、4月15日から来日初の5試合連続複数安打、30日の広島戦で満塁弾を含む5打点という上々の幕開けで月間MVP候補にもなった。5月になっても17日の広島戦で10回表に決勝の犠牲フライ、20日の巨人戦で先制弾を含む3打点など勝負強いバッティングでリーグ4位の月間19打点を記録、6月には日米通算200号本塁打を放ったのを皮切りにさらに状態を上げて4日のソフトバンク戦で千賀から先制ツーラン、15日のロッテ戦では2本塁打を含む4打数4安打、翌日には先制ソロなどリーグトップの月間9本塁打を記録して折り返しとなる6月終了時点で17本塁打を含む94安打60打点まで数字を伸ばした。
:
歴史的な3連戦で3試合連発
:
打順が4番に変更となった6月30日の巨人戦では6回まで1安打無四球という好投を見せていた菅野から7回表に3番筒香が四球で歩くと4番ロペスが決勝ツーランを放って残塁ゼロ勝利を達成、21日の巨人戦では来日初の5安打を記録。史上初の3連発での逆転サヨナラとなった8月22日の広島戦では筒香に続く同点ソロを放って雄たけびを上げると、翌日にも9回裏二死から同点弾を放ち、さらにその翌日にもホームランを放って球団史上57年ぶりの3試合連続サヨナラ勝利の立役者になった。9月23日の中日戦で4安打5打点を記録して打点王を決定的にすると打率3割もキープして最多安打、ベストナイン、ゴールデングラブも獲得する最高のシーズンとなった。
:
6打点
:
CSでは豪雨の中で開催された阪神とのファーストS第2戦で同点タイムリーと同点犠飛を含む3安打3打点を記録、1勝1敗で迎えた第3戦では先制タイムリーとツーランを放ってファーストS最多の6打点を記録、広島とのファイナルSでも第4戦で5回表に勝ち越しタイムリーを放ってCS最優秀選手に選出された。日本シリーズでは大熱戦となった第6戦で勝ち越しタイムリーを放ったが日本一には届かなかった。
:
強行出場が裏目
:
18年は4月に打率.307、6本塁打、17打点という好成績を残すと、5月にはさらに状態を上げて6日の巨人戦でホームラン判定がリプレイ検証でファウルとなった直後の球をレフトスタンドに叩き込むなど4打席連続ヒットを記録すると、13日にヤクルト戦で勝ち越しツーラン、17日の阪神戦で2本塁打に好守、24日の中日戦で同点ツーランと打ちまくって月間打率.352、8本塁打、23打点を記録した。本塁打と打点でリーグトップの成績を残していたが29日の楽天戦で走塁中に右太ももを痛めて交代、抹消せずに6月3日のソフトバンク戦ではDHで出場したがサードゴロ併殺に倒れた際に患部を悪化させて登録抹消となった。
:
堅守
:
6月27日に二軍戦で復帰すると翌日に2本塁打を放って29日に一軍復帰、同日の広島戦で本塁打を含む2安打を放って勝利に貢献した。だが翌日の試合で再び右太もも裏を痛めて復帰から6打席で抹消となった。オールスターに選出されてホームランダービーで筒香の打撃投手を務めて優勝に貢献すると、7月20日に一軍へ復帰し、翌日には逆転弾を含む2安打を放った。復帰後は打撃の状態が上がらず8月は1本塁打と苦しんだが、9月には8日のヤクルト戦で先制スリーラン、19日の巨人戦で通算150号を含む2本塁打、23日の広島戦で先制ソロ、25日の広島戦でも勝ち越しツーランを放つなどCS争いの中で存在感を見せた。同年は33試合の欠場がありながら26本塁打、77打点を記録、NPB史上初のファーストでのエラー0を達成してゴールデングラブに選出された。
:
連続守備機会無失策も
:
19年は4月10日の阪神戦でソロを含む4安打を放つなどまずまずの内容だったが三遊間を強烈に締める守備シフトなどの対策を敷かれ始めたこともあって打率が低迷、5月15日の中日戦で逆転ツーランを放ってお立ち台に上がると、翌日には榎本が持っていた記録を51年ぶりに塗り替える一塁手1517連続守備機会連続無失策を達成したが、6月2日のヤクルト戦の初回にバレンティンのファーストゴロを逸らして記録が1632でストップすると以降は守備の安定感にも陰りが見え始めるなど限界説もささやかれ始めた。だが6月28日の広島戦で看板直撃の特大弾を2本放って復活ののろしを上げると、7月5日の巨人戦でも山口からの先制弾を含む2本塁打、9日のヤクルト戦で満塁ホームランを放った。
:
日米通算1000打点
:
7月16日の広島戦で勝ち越しタイムリー、翌日に逆転ツーラン、19日の中日戦で先制スリーラン、翌日には日米通算400二塁打、さらに翌21日に日米通算1000打点という活躍を続けて球宴明けチーム5勝全てでお立ち台に上がった。満塁ホームランで1000打点を達成した際には同日が長男のロペスJrの誕生日だったこともありベンチに戻ると涙を見せ、翌日に帰国するロペスJrと共に上がったお立ち台では「一生忘れることのない本塁打になった」と感慨深げに語った。その後も23日の阪神戦でダイビングキャッチから一塁ベースにダイブするスーパープレイでサヨナラを阻止すると翌日には先制ツーラン、その翌日も先制タイムリーを放って後半戦7勝のうち6度の決勝打という驚異的な勝負強さを見せて月間打率.271ながら28打点を記録して月間MVPに選出された。
:
終盤に数字落とす
:
8月に入っても首位攻防戦となった8月2日からの巨人3連戦では初戦で菅野から先制タイムリー、第3戦では初回のチャンスでピッチャーゴロに倒れたが全力疾走で併殺崩れに持ち込み先取点をあげると、第2打席でも全力疾走で併殺を回避して勝ち越しに繋げるなど気迫あふれるプレーも見せ、9日の中日戦では好守に3安打1四球と活躍を続けた。だが12日に右肩の違和感で初の欠場、以降は数字を落として142試合に出場して31本塁打、84打点は残したが、来日以来ワーストの打率.241に留まった。CSではファースト第2戦で先制ツーランを放って大きなガッツポーズを見せると、第3戦では10球粘って四球を選ぶなど高い集中力を見せてチームを引っ張った。
:
外国人枠
:
メジャー実績十分のオーステインが加入した事で苦しい立場で迎えた20年はコロナウイルスの影響で開幕が延期となり、その影響で過密日程となったため特例で外国人枠も5人に拡大される異例のシーズンとなった。三か月遅れとなった開幕戦ではチーム初本塁打を放ち、7月4日のヤクルト戦ではホームランを含む3安打を記録したが、ベンチ入りできるのは4人までだったため定期的にベンチ入りを外れる事になり、焦りもあったのか7月15日の中日戦では1点を追う一死満塁で完全なボール球を振り回して空振り三振に倒れて途中交代となった。
:
4試合連発
:
7月22日のヤクルト戦で先制弾を含む3安打を放つと、24日の広島戦でもソロを含む3安打3打点、28日の巨人戦でも3安打と得意の固め打ちで数字を上げたが、8月には再び月間打率.190(シングルヒット11本のみ)という大不振に陥って8月26日に移籍6年目で負傷以外では初の登録抹消となった。翌年以降に外国人枠から外れるFA権を取得可能な9月22日に昇格すると、同日の阪神戦で日米通算2000試合出場を達成、5番に打順を上げた10月6日の巨人戦で菅野から二か月半ぶりのホームランを放つと、翌日の巨人戦でも勝ち越しツーラン、その翌日の巨人戦でもツーラン、さらに続く阪神戦でもソロを放って4試合連続ホームランを記録した。
:
2000安打
:
10月24日にハマスタで行われた広島戦で初回に森下からレフト前ヒットを放って日米通算2000安打を達成、一塁ベースを回ったところで雄たけびを上げて喜びを爆発させると、大歓声の中で記念ボードを掲げて充実感あふれる表情を見せた。27日の巨人戦で満塁弾を放つと、30日の阪神戦では2点を追う9回裏二死一塁から起死回生の同点ツーランを放ってCS出場に望みを繋ぐとともにNPB1000安打にリーチをかけた。
:
1000安打&1000安打
:
10月31日の阪神戦で4回裏にソロを放ってイチロー、松井秀に次ぐ史上3人目の日米1000安打を達成、打った瞬間それと分かる一打に両手を突き上げて悠然とダイヤモンドを周り、記念パネルを手にファンの声援に応えた。「記録達成することができ、正直ホッとしています。支えてくれた母親、妻、子どもたち、そして友人に感謝したいです。また亡くなったお姉さん、お兄さんに報告したいと思います」と話した。試合後に行われた盛大なセレモニーで家族やベルトレイ、ビスケルといったスター選手、レイズに移籍した筒香からサプライズのビデオメッセージが流されると「心から感動しています。みなさんに本当に感謝しています」と涙を流した。
:
チャモ
:
大記録達成時には「数字は意識せず、毎日野球を楽しもうとやってきた。これからは本当に楽しくやっていけるね」と語ったが81試合出場で打率.246、12本塁打、42打点と数字を上げきれず惜しまれながらも同年限りで退団となった。スペイン語で「少年、やんちゃ」を意味する「チャモ」の愛称で親しまれ、トップクラスの長打力だけではなく外国人選手としては最多となるゴールデングラブ5回を受賞、キャンプやシーズン中に食事会を主催するなどチーム結束にも大きく貢献した。退団後も母国ベネズエラで現役を続けたが、2022年10月に現役引退を発表した。
初記録
初出場
2013年3月29日広島戦
初安打
2013年3月29日広島戦:バリントンから
初本塁打
2013年3月29日広島戦:バリントンから
初打点
2013年3月29日広島戦:バリントンから
初盗塁
2013年5月1日中日戦
記録達成日
MLB1000安打
12年8月6日ツインズ戦
日米通算2000安打
20年10月24日広島戦:森下から
WBC優秀選手
2009年
月間MVP
16年9月、19年7月
MLB
NPB
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
打点王
●
1回
最多安打
●
1回
ベストナイン
●
1回
ゴールデングラブ
●
●
●
●
●
5回
オールスター
●
●
●
●
4回
打撃成績
チーム
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
13
巨人
121
429
45
130
26
0
18
210
55
1
1
5
3
25
5
57
12
4
.303
14
巨人
134
375
43
91
17
0
22
174
57
1
0
3
5
20
4
66
15
8
.243
15
横浜
140
516
63
150
29
1
25
256
73
1
1
0
3
44
2
82
14
10
.291
16
横浜
123
483
66
127
27
1
34
258
95
0
0
0
7
24
4
75
12
2
.263
17
横浜
142
569
72
171
42
0
30
303
105
0
0
0
8
27
2
80
14
6
.301
18
横浜
110
441
46
127
23
0
26
228
77
0
0
0
1
16
1
58
12
0
.288
19
横浜
142
551
69
133
28
0
31
254
84
0
0
0
3
39
4
107
18
7
.241
20
横浜
81
293
26
72
8
0
12
116
42
0
0
0
2
10
0
36
8
2
.246
球団
6年
738
2853
342
780
157
2
158
1415
476
1
1
0
24
160
13
438
78
27
.273
通算
8年
993
3657
430
1001
200
2
198
1799
588
3
2
8
32
205
22
561
105
39
.274
日本シリーズ打撃成績
チーム
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
13
巨人
7
23
1
4
0
0
1
7
3
0
0
0
0
0
0
5
0
2
.174
17
横浜
6
24
5
7
2
0
1
12
3
0
0
0
0
1
0
8
0
1
.292
通算
2年
13
47
6
11
2
0
2
19
6
0
0
0
0
1
0
13
0
3
.234
クライマックスシリーズ打撃成績
チーム
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
13
巨人
3
7
1
0
0
0
0
0
1
0
0
1
1
1
0
0
0
0
.000
14
巨人
4
9
0
2
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
3
0
0
.222
16
横浜
7
28
4
6
0
0
3
15
4
0
0
0
0
2
0
3
3
0
.214
17
横浜
8
33
5
11
0
0
1
14
7
0
0
0
1
1
0
4
2
1
.333
19
横浜
3
12
2
4
1
0
1
8
3
0
0
0
0
2
0
3
0
1
.333
通算
5年
25
89
12
23
1
0
5
39
15
0
0
1
2
6
0
13
5
2
.258
オールスター打撃成績
回数
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
通算
3回
5
11
1
4
1
0
0
5
1
0
0
0
0
0
0
1
0
0
.364
二軍打撃成績
チーム
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
13
巨人
2
8
2
3
0
0
1
6
1
0
0
0
0
1
0
2
0
0
.375
16
横浜
2
6
2
2
0
0
2
8
2
0
0
0
0
1
0
0
0
0
.333
18
横浜
2
8
2
3
0
0
2
9
3
0
0
0
1
0
0
0
0
0
.375
20
横浜
6
16
2
3
0
0
1
6
2
0
0
0
0
1
0
4
0
0
.188
通算
4年
12
38
8
11
0
0
6
29
8
0
0
0
1
3
0
6
0
0
.289
MLB打撃成績
チーム
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
04
マリナーズ
57
207
28
48
13
0
5
76
22
0
1
1
1
8
1
31
1
10
.232
05
マリナーズ
54
190
18
47
19
0
2
72
25
4
2
1
2
6
4
25
5
7
.247
06
マリナーズ
151
603
78
170
28
8
10
244
79
5
2
12
5
26
9
80
17
16
.282
07
マリナーズ
149
524
58
132
17
2
11
186
62
2
3
9
3
20
5
64
16
9
.252
08
マリナーズ
159
644
80
191
41
1
17
285
89
6
3
6
9
27
1
67
14
13
.297
09
マリナーズ
153
613
69
167
42
0
25
284
96
3
3
3
7
24
6
69
25
16
.272
10
マリナーズ
150
593
49
142
29
0
10
201
58
3
2
0
3
23
3
66
20
18
.239
11
ロッキーズ
38
125
10
26
4
0
2
36
8
2
0
0
0
3
1
15
2
4
.208
11
マリーンズ
44
106
13
24
8
0
6
50
13
0
0
1
1
4
1
13
4
1
.226
12
インディアンズ
66
213
16
53
13
0
4
78
28
0
1
0
3
8
0
35
8
3
.249
12
ホワイトソックス
15
23
2
5
1
0
0
6
0
0
0
0
0
1
0
6
1
0
.217
通算
9年
1036
3841
421
1005
215
11
92
1518
480
25
17
33
34
150
31
471
113
97
.262
MLBオールスター打撃成績
チーム
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
06
AL
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
.000
通算
1年
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
.000
AAA打撃成績
チーム
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
04
AAA
74
275
40
81
19
0
13
139
39
5
2
2
4
16
6
30
2
20
.295
05
AAA
44
182
29
58
19
0
5
92
31
2
3
2
0
8
2
25
6
6
.319
11
AAA
32
125
24
50
9
0
9
86
30
2
0
0
2
6
2
12
5
5
.400
12
AAA
13
49
7
15
5
0
1
23
10
0
0
0
0
6
0
8
1
4
.306
12
AAA
6
23
1
12
4
0
0
16
4
0
0
0
0
1
0
2
1
2
.522
通算
4年
169
654
101
216
56
0
28
356
114
9
5
4
6
37
10
77
15
37
.330
AA打撃成績
チーム
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
03
AA
132
538
82
139
35
2
13
217
69
18
8
7
6
27
10
56
12
28
.258
通算
1年
132
538
82
139
35
2
13
217
69
18
8
7
6
27
10
56
12
28
.258
A打撃成績
チーム
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
01
A-
70
289
42
74
15
0
2
95
20
13
6
1
2
13
10
44
3
17
.256
02
A+
123
522
82
169
39
5
8
242
60
31
13
4
4
27
5
45
8
31
.324
通算
2年
193
811
124
243
54
5
10
337
80
44
19
5
6
40
15
89
11
48
.300
ルーキーリーグ打撃成績
チーム
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
04
Rk
4
12
3
2
1
0
0
3
1
1
0
0
1
2
0
2
1
1
.167
通算
1年
4
12
3
2
1
0
0
3
1
1
0
0
1
2
0
2
1
1
.167
WBC打撃成績
チーム
試合
打数
得点
安打
二塁
三塁
本塁
塁打
打点
盗塁
盗刺
犠打
犠飛
四球
死球
三振
併殺
失策
打率
09
ベネズエラ
7
24
8
10
6
0
2
22
4
0
0
3
0
.417
通算
1年
7
24
8
10
6
0
2
22
4
0
0
3
0
.417