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古村　徹



６７
 名前 こむら　とおる
生年月日 1993年10月20日
経歴 茅ヶ崎西浜高−横浜（11年D8位）
入団年 11年ドラフト8位
在籍年 12年−14年：19年−20年
背番号 12年[64]：13年−14年[113］：19年−20年[67]
投打 左投げ左打ち
守備 投手
：桐蔭学園戦で好投：
神奈川県平塚市に生まれて、小学校2年時に地元の南原少年野球クラブで野球を始める。当時は右投げに憧れており、初めてのキャッチボールはかっこよかった右用のグラブを無理やり右手につけて行った。徐々に力をつけて中学3年時に市大会で優勝。高校では野球を続けるつもりはなく誘いがあった強豪の桐蔭学園ではなく県立の茅ヶ崎西浜高に進学した。だが野球への想いを捨てきれず野球部に入部、1年秋からエースになっり、主将を任された2年秋から自覚も芽生えてトレーニング量も増加、3年夏の三浦学苑戦では1点をリードされて迎えた9回裏に二死満塁で打席に入って自ら逆転サヨナラ満塁ホームランを放って見せた。続く桐蔭学園には2対3で破れはしたが、強豪相手に3失点完投という好投を見せた。

：横浜入団：
ドラフト会議で横浜から8位指名を受けて入団。古村は「まさか指名が来るとは思わなかった。ドラフトって８巡目まであるんだって感じ」と驚きを見せた。なお茅ヶ崎西浜高からのドラフト指名は史上初。だが実は3年夏の大会で肩を痛めており、回復しないままの入団となり、ルーキーイヤーは二軍でも登板なしに終わる。同年オフに育成選手となり、翌13年は二軍で1試合に登板したが、肩の痛みは一進一退で翌14年は再び登板なしとなり、同年限りで戦力外通告を受けて打撃投手へと転身した。

：BCリーグで再起：
キャンプイン前に同期の渡辺 雄貴に頼まれて自主トレを手伝った際に肩の痛みが無くなっていることに気づいて現役復帰への想いが再燃、打撃投手として1年間チームを支えたのちにマネジャーへの栄転の話を貰ったが断り、独立リーグの愛媛マンダリン・パイレーツで現役に復帰した。同年は26試合に登板して防御率0.80という好成績を残しオフにはトライアウトを受験した。翌17年も愛媛でプレー、5月半ばに元巨人の河原監督の勧めでサイドスローに転向したが好結果は残せず自由契約となった。

：150キロ：
18年はBCリーグの富山に入団。プロ復帰のために150キロを目標に掲げてオーバースローに復帰した。当初はサイドスローの名残でフォームが固まらずオープン戦の初戦では最速134キロと目標を大幅に下回る数字だったが、元日本ハムの乾のキャッチボールを見て閃き、フォームを真似てみるとサイドスローの悪い癖が取れて、146キロという自己タイのスピードを記録した。

：異例の横浜復帰：
ヤクルトで故障に苦しんだ伊藤智仁監督のアドバイスにも助けられて球速がさらに上がり、カットボールも習得、シーズン終盤には目標の150キロを連発してNPB復帰の可能性が報道されるようになった。プレーオフは体調不良で登板回避となり、代わって登板した投手が打ち込まれて敗退、古村はトイレに駆け込んで涙を流した。シーズン終了後にはオリックス2軍との練習試合で元同僚の高城と対戦して空振り三振を奪った。入団テストを経て横浜への4年ぶりの復帰を勝ち取った。

：故障に泣く：
19年は年明けから肘に違和感を感じたが、入団時のメディカルチェックで「ネズミはあるが問題ない」との診断だったため伝えないまま1軍キャンプに帯同、練習試合で147キロを投じるなどアピールしたが、開幕直前に肘に水が溜まってキャッチボールも出来なくなり離脱、5月13日に左ひじのクリーニング手術を受けて離脱となった。7月中旬に早くもブルペン入りし、8月下旬にはイースタンリーグで登板するまで回復したが上腕二頭筋を痛めて再び離脱となった。翌20年も開幕直前に肘を痛めた影響でイースタンリーグでの4試合の登板に留まって1軍登板は果たせないまま戦力外通告を受けた。トライアウトにも挑戦したが獲得球団はなく2度目の現役引退となった。


　　二軍投球成績
チーム 登板 完投 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四死 三振 失点 自責 防御率
13 横浜 1 0 0 0 0 1.0 0 0 0 2 0 0 0.00
19 横浜 3 0 0 0 0 4.0 1 0 8 0 4 3 6.75
20 横浜 4 0 0 0 0 4.0 5 0 6 4 1 1 2.25
通算 3年 8 0 0 0 0 9.0 6 0 14 6 5 4 4.00