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髙田　琢登



５６
 名前 たかだ　たくと
生年月日 2002年9月18日
経歴 静岡商高－横浜(20年D6位)
入団年 20年ドラフト6位
在籍年 21年－24年
背番号 21年－24年[56］
投打 左投げ左打ち
守備 投手
：家族：
祖父である登さんはプロ入りの夢こそ叶わなかったが社会人野球で選手と監督を務め、夢を受け継いだ父親の晋松さんは静岡高校の4番キャッチャーとして甲子園に出場、ドラフト候補としても名前が上がり筑波大でもプレーしたが指名には至らなかった。祖父である登さんから一字を受け継いだ琢登は初めてのおもちゃも白球だったが、幼少期はサッカーをプレーした。だが小4の時に「野球をやっていると祖父と父が嬉しそうだった」という理由もあって本格的に野球を始める。

：日本代表：
キャッチャーだった父親との投球練習では右打者のひざ元に食い込むクロスファイアーが決まった時だけ「ナイスボール」と声をかけられるなど実戦を意識した攻めるピッチングを伝授された。中学時代には静岡蒲原リトルシニアに所属して、中2の秋には南関東大会で戸塚シニアの松本 隆之介と対戦、投げ負けたが松本をライバル視するようになった。3年夏にはジャイアンツカップの県予選で最速139キロを計測、U-15の日本代表にも選ばれて、アメリカ遠征では同年代のトップクラスから大きな刺激を受けた。

：10失点：
多くの強豪校からの誘いもあったが父が監督を務める静岡商へ進学、1年夏からベンチ入り、2年春からエースとなって県大会では強豪の御殿場西戦で1失点完投、16奪三振を奪って注目を集めた。2年夏には初戦で146キロを計測、3試合連続で10奪三振を記録したが準々決勝の駿総戦で6失点を喫して敗退となった。2年秋には県大会を勝ち抜いて東海大会に進出したが、初戦の津商戦では3回までは1安打無四球も、4回裏に直球を打ち込まれてイニング10失点、チームもコールド負けという大きなショックを味わった。

：変化：
自身に足りないものを実感した高田はダイナミックな投球フォームを見直して今永を参考にした投球フォームに変更して制球力が改善、ストレートとスライダーのシンプルなピッチングスタイルも修正してカーブとチェンジアップに磨きをかけて、カットボールとツーシームも習得した。どちらかと言えば不真面目だった練習態度も改めて、食事や筋トレにも気を使うなどチームメイトが驚くほどの意識変化を遂げた。

：自粛の中で：
11月に行われた早稲田大の1、2年生との交流試合では変化球中心の新スタイルで5回を1安打2四球の6奪三振に抑えるなど手応えを掴んでいたが、3年春はコロナウイルスの影響で春季大会が中止になり、部活動も自粛となった。夏の甲子園大会も中止となったが、前田健太が公開した自宅でできるトレーニング動画も参考にしながら自主トレに励んだ。

：プロ：
7月に行われた静岡高との練習試合で7回を1安打に抑えて集結したスカウト陣にアピール、県独自の大会でも準々決勝の静岡高戦で2失点完投勝利を飾ったが、続く準決勝の聖隷高戦で2回5失点を喫して決勝進出はならなかった。高田はチームメイトたちに「自分が甲子園に招待する」とプロ入りの決意を語った。高校生左腕としてはトップクラスと言われたがドラフト会議では横浜からの6位指名を受けて親子3代の夢であったプロ入りを叶えた。

：：
ルーキーイヤーは6月17日にイースタンリーグで初登板、148キロを計測して三者凡退に抑える上々のデビュー戦となったが、8月2日に左肩のクリーニング手術を受けて離脱した。22年はイースタンリーグで26試合に登板したがイニング数に迫る四球を出すなど制球難に苦しんだ。翌23年はイースタンリーグで24試合に登板して防御率7.79と飛躍のきっかけは掴めなかった。


初記録
初登板 2021年3月27日巨人戦
初勝利
初奪三振
初完投
初セーブ


　　投球成績
チーム 登板 完投 完封 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四球 死球 三振 暴投 ﾎﾞｰｸ 失点 自責 防御率
通算


　　打撃成績
チーム 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率
通算


　　二軍投球成績
チーム 登板 完投 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四死 三振 失点 自責 防御率
21 横浜 1 0 0 0 0 1.0 0 0 0 1 0 0 0.00
22 横浜 26 0 0 3 0 32.0 31 1 27 18 21 18 5.06
23 横浜 24 0 0 3 0 34.2 52 4 39 25 33 30 7.79
通算 3年 51 0 0 6 0 67.2 83 5 66 44 54 48 6.38