:大洋入団:
元巨人で78年に大リーグに挑戦した小川 邦和がミルウォーキー・ブルワーズ傘下の3Aで同僚だったジェームスを大洋に紹介した。なお「選球眼のいい中距離ヒッター。本塁打も日本なら30本はいける。アベレージは残すはず」というのが小川の評価だった。その後アリゾナ州メサでキャンプを行なっていた大洋のテストを受けて合格した。
:開幕戦で江川を打ち砕く!:
開幕戦では1点をリードされて迎えた9回裏に江川からバックスクリーン右に同点ソロを叩き込んだ。ジェームスは「今までで一番嬉しいホームランだし、これほどのビックゲームで打ったのは初めての経験だ」試合は息を吹き返した大洋が相手のミスにもつけこんでサヨナラ勝ちを収めた。ジェームスは翌日の巨人戦でも決勝のソロと4月11日の阪神戦で2本塁打5打点という活躍を見せてチームの開幕ダッシュに貢献した。
:ランニングホームラン2本:
打率.269で21本塁打、57打点というまずまずの成績を残したが、代理人を挟んだ契約でもめて1年限りで退団となった。通算2盗塁にもかかわらず、シーズンにランニングホームラン2本という日本記録を打ち立てた。また経営学と体育の教員資格を持ちオフには大学の臨時講師も務め、大学時代にはアメリカンフットボールのオレンジ・ボウルに出場した経験がある。 |
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